2025年セリーグのイニング別得点・失点


このデータは、阪神タイガース、横浜DeNAベイスターズ、読売ジャイアンツのセリーグ上位3球団が、各イニングで獲得した得点(失点)の分布を示しています。

全体的な特徴

  • 無得点・無失点イニングの圧倒的優位性: 「0点」(無得点または無失点)で終わるイニングが75%~85%以上を占めています。これは、野球の試合において、得点が動くイニングが稀であることを明確に示しています。
    • 得点イニングの確率は約77%〜79%前後、失点イニングの確率は約78%〜85%前後です。
  • 1点刻みの重要性: 得点・失点が発生するイニングの大部分は「1点」で、確率にして約12%〜13%を占めています。これにより、野球の試合が1点差の攻防がいかに重要であるかがわかります。
  • 大量得点・失点の少なさ: 5点以上の大量得点や失点となるイニングは非常に少なく、確率は0.5%以下となっています。

1.阪神タイガース (Hanshin Tigers)

圧倒的な守備・投手力: 総失点(352点)が3球団中最も少なく、その差は顕著です。

得点力: 総得点(496点)はDeNAに次ぐ数値であり、得点側の「0点」イニングの割合(77.8%)も3球団中最も低いため、コンスタントに得点機会を演出しています

得点イニング数合計得点確率
01002077.8%
116316312.7%
2691385.4%
331932.4%
416641.2%
55250.4%
6160.1%
7170.1%
8000.0%
9000.0%
10000.0%
合計1288496

  • 無失点イニングの確率が85.5%と飛び抜けて高く、堅固な守りが最大の特徴です。失点の分布も「1点」「2点」のイニング数が他のチームより大幅に少なく、イニング途中での失点を防ぐ能力に優れています。
失点イニング数合計失点確率
01101085.5%
11241249.6%
242843.3%
327812.1%
49360.7%
53150.2%
62120.2%
7000.0%
8000.0%
9000.0%
10000.0%
合計1308352

2. 横浜DeNAベイスターズ (Yokohama DeNA BayStars)

攻撃的傾向: 総得点(510点)が3球団中最も高いです。特に「3点」を獲得したイニング数が44回と他の2球団(阪神31回、巨人33回)に比べて多く、ビッグイニングを作る能力に長けている可能性があります。

得点イニング数合計得点確率
0987077.1%
116216212.7%
2731465.7%
3441323.4%
47280.5%
53150.2%
62120.2%
7170.1%
8180.1%
9000.0%
10000.0%
合計1280510

守備・投手力のバランス: 総失点(456点)は巨人よりも少ないものの、後述の阪神と比べると高いです。失点側では「6点以上」のイニングが0回となっており、大崩れは少ないことが伺えます。

失点イニング数合計失点確率
01007078.7%
115715712.3%
2741485.8%
330902.3%
49360.7%
55250.4%
6000.0%
7000.0%
8000.0%
9000.0%
10000.0%
合計1282456

3. 読売ジャイアンツ (Yomiuri Giants)

得失点の安定性: 総得点(478点)と総失点(461点)の差が最も小さく、得失点において他の2球団と比較して平均的な水準にあります。

得点イニング数合計得点確率
01016079.1%
115015011.7%
2641285.0%
333992.6%
411440.9%
56300.5%
62120.2%
7170.1%
8180.1%
9000.0%
10000.0%
合計1284478

失点側の特徴: 「1点」失点イニングの回数が168回と3球団中最も多く、接戦の中で少しずつ失点を重ねている傾向が推測されます。また、「7点」失点イニングが3回と、3球団中唯一の記録であり、ごく稀に大炎上するイニングが存在することがわかります。

失点イニング数合計失点確率
01005078.3%
116816813.1%
2681365.3%
322661.7%
412480.9%
52100.2%
62120.2%
73210.2%
8000.0%
9000.0%
10000.0%
合計1282461
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